その他1
2026/09/19 ・ 613字・約2分
価値が生まれるとき
大学で習ったことで今でも覚えているのは「ネットワーク外部性」だ。
利用者が増えるほど製品やサービスの価値が高まる現象のことで、その時はファックスが例に挙げられていた。
自分だけが持っていても送る相手がいなければ何も意味がないが、周りの人も持つようになれば、送受信できる相手が増えて便利になる。
先日、上ちゃんが「光る剣を買える大人でいたい。」という記事を書いていた。
夏祭りで2,000円の光る剣を買った話だ。
それを読んで、あの日のことがネットワーク外部性に少し似ているなと思った。
いい歳した大人が、家で一人で光る剣を買っても、たぶんそこまで楽しくない。
だけど、夏祭りの屋台で、友達と一緒に買う。
そのタイミングや仲間、その場の空気が重なって、初めて光る剣の価値が生まれる。
上ちゃんのブログをきっかけに、他にも2,000円で何か価値のあることができないかと考え、花を買ってみた。
花そのものが欲しかったというより、花を買うことで何かが変わるかもしれないと思ったからだ。
実際に買ってみると、毎日少しずつ変化するのが面白い。
水をあげたり、花が咲いたり、今では水分量をモニタリングするようにまでなった。
光る剣も花も、物そのものだけで価値が決まるわけではない。
いつ買うのか。誰と買うのか。買ったあとに何をするのか。
そういうものによって、価値は生まれるのだと思う。
あの夏祭りの2,000円も、花を買った2,000円も、十分に元がとれた気がしている。

