2026/05/06 ・ 892字・約2.5分
伊豆旅行
2泊3日で伊豆旅行に行ってきた。
ただ、実家に帰っていただけ、とも言う。
ここ数年、帰省のたびに地元観光をしている。
地元にいた頃はわざわざ行かなかった場所に、大人になってから行くようになった。
今回はあまご茶屋と浄蓮の滝に行ってきた。
まずはあまご茶屋で紅姫あまごの漬け丼を食べた。
けっこう有名なお店らしいけど、SNSで見かけるまで知らなかった。
恥ずかしながら、あまごという魚の名前も今回初めて知った。
どうやら紅姫あまごは天城の名産らしい。
地元のこと、案外何も知らない。
あまごは、渓流にすむサケ科の川魚。
川魚といえば少し臭みがあるイメージだったけど、全然そんなことはなかった。
身はさっぱりしていて、漬けの味がちょうどよく、気づいたら丼が空になっていた。
付け合わせのあまごの燻製もおいしかった。
浄蓮の滝といえば、ひとつ思い出すエピソードがある。
小学生の頃、国語か何かの授業で、名所を訪れて作文を書く課題があった。
訪れる場所は人それぞれで、自分は浄蓮の滝だった。
しかし、行くのを忘れた。
仕方がないので、隣の席の子の作文をこっそり覗き見しながら書いた。
その作文に「滝壺」という言葉が出てきた。
へえ、浄蓮の滝にはそんな大きな壺があるのか。
子どもの頃の自分は、そんなことを思っていた。
もちろん、そんな壺はない。
滝が落ちた先にできる、深いくぼみのことを滝壺という。
そして発表の日。
隣の子の作文を覗き見して書いたものを、堂々と発表する勇気はなかった。
罪悪感から、学校を休んだ。
そんな浄蓮の滝に、20数年越しにやっと行けた。
正直、写真では何度も見ていたので、滝自体は想像どおりだった。
だけど、その場に行かないと感じ取れないものもあるし、わざわざ写真に残すほどではない部分もたくさんある。
空気がきれいだった。
滝の近くは少しひんやりしていて、深呼吸したくなる。
なんとなく、浄化される感じがした。
と、テンプレのような感想を残しておく。
滝の横には、『天城越え』の歌詞が刻まれた碑があった。
『天城越え』は有名だけど、その歌詞に出てくる浄蓮の滝が、実際にどんな場所なのか。
そこまで知っている人は、どれくらいいるんだろう。

